思わぬ落とし穴!ソフトウェア償却の算定基準!

 

こんにちは!

そのです!

 

今回は簡単に見せかけて

思わぬ落とし穴がある

「ソフトウェア償却」

について解説したいと思います

 

なんだ簡単じゃん!

とテキストを飛ばしていくと

 

f:id:sono_estarez:20211128210807p:plain

 

本番で間違ってることに

気付かないまま問題を

解き進めたり…

 

みんなが点取れるところで

取れてなくて合格に

届かなかったり…

 

こういった事態が発生します

これは嫌ですよね

 

反対に、

これをしっかり覚えておけば

 

問題を正しく解けてる実感が

出て自信に繋がる!

 

この問題も判定基準あったかも?

と冷静に問題が解ける!

 

などと

本番のパフォーマンスが上がる 

ことになると思います

 

この記事を読んで

ソフトウェア償却について

マスターしちゃいましょう!

 

それではソフトウェア償却

について解説していきます

 

f:id:sono_estarez:20211128211007p:plain

 

【ソフトウェア償却】

ソフトウェアの会計処理は

2つのパターンに分けられます

 

1.自社利用目的

2.市場販売目的

 

このように書かれても

さっぱり分かりませんよね

 

具体例を出して解説していきます!

まずはわかりやすい

自社利用目的からです

 

・自社利用目的

【例題】

減価償却費を算定しなさい

・自社利用ソフトウェアの取得原価:50,000

・ソフトウェアの見込利用可能期間:5年

・償却方法:定額法

 

〈解答〉

50,000÷5年=10,000

減価償却費 10,000/ソフトウェア 10,000

 

ここで注意する点は

全ての目的で言えることですが

ソフトウェアを直接減らす

という点です

 

ここさえ気をつければ

今までのソフトウェアの処理と

一緒なので簡単ですね!

 

それでは次に

販売目的のソフトウェア

について解説していきます

ここからが重要な内容です!

 

・市場販売目的

市場販売目的のソフトウェアの

減価償却費は以下の2つうち

大きい額を計上します

 

①見込販売数量(収益)に基づく償却額

〈式〉

  ソフトウェアの未償却残高

×(今期の実績販売数量÷期首の見込販売総数)

 

②残存有効期間(3年以内)に基づく償却額

〈式〉

  ソフトウェアの未償却残高

÷残存有効期間

 

なぜ使い分ける必要があるのか

それは、販売数量を見積るのが

難しいからです

 

ソフトウェアに関する技術は

日々更新されていくため

減価償却期間は3年以内

定められています

 

なので見積りが難しい販売数量を

減価償却の基準にすると

減価償却が長期化してしまう

可能性があります

 

よって2つの基準のうち高い額

使うことで3年以内に

減価償却しきることが

できるようになります

 

それでは確認のために

例題を解いていきましょう

 

会計処理とは具体的にどんな業務?流れやルール、経理処理との違いについても解説Credictionary

 

【問題】

各年度の減価償却費を算定しなさい

・計上されているソフトウェア:600,000

・見積有効期限:3年

・見込販売数量

✕1年度 1,000  ✕2年度 600  ✕3年度 800

3年間の総数 2,400

 

〈解答〉

✕1年度

①600,000×(1,000÷2,400)=250,000

②600,000÷3年=200,000

250,000>200,000

減価償却費 250,000/ソフトウェア 250,000

 

✕2年度

①(600,000-250,000)×(600÷1,400)

=150,000

②(600,000-250,000)÷2年

=175,000

150,000<175,000

減価償却費 175,000/ソフトウェア 175,000

 

✕3年度

600,000-250,000-175,000=175,000

減価償却費 175,000/ソフトウェア 175,000

 

ということになります

減価償却のやり方が2つ出てくる

ことからとても簡単に見えて

非常に引っかかりやすい問題です

 

f:id:sono_estarez:20211128211153p:plain

 

他にも複数算定基準が出る問題に

リース取引や減損損失があるなど

様々な範囲で登場します

 

まずは計算が簡単

ソフトウェア償却

複数の算定基準がある問題に

慣れていきましょう!

 

覚えなきゃいけないことは

多いですが反対に

覚えるだけで点数が取れる

ようになります

 

なんだ簡単じゃんと

ソフトウェア償却を飛ばした人

この2つの判定基準だけでも

メモしてください!

 

ここまで読んでいただき

ありがとうございました!