「減損の認識」が出来れば割引現在価値は完璧です!
こんにちは!
そのです!
今回は割引現在価値使う論点で
1番難しいと考える
「減損会計」
について解説したいと思います
会計学の頻出論点だから
しっかり取り組みたいけど
書いていること意味が
理解できない…
どの金額を使えって
判定すれば良かったのか
分からなくなってくる…
このように悩んでいる人が
とても多いと思います
減損会計の問題では
減損がいくらなのか計算する前に
そもそも減損があるのかを判定
するため理解しにくいです
そのため、
減損会計が理解できると
頻出論点は完璧に押えたから
他の細かい論点に時間を
割くことが出来る!
プロセスが多い分
時間がかかる問題だけど
すぐ解けるようになる!
などと直接
合格へ大きく近づく
ことになると思います
減損は難しい論点ですので
まずは簡単な「減損の認識」
までを完璧にできるように
しちゃいましょう!
それでは
減損の認識
について解説していきます
【減損の認識】
資産に減損の兆候が見られるとき
価値の減少を行うか行わないかを
判定することを言う
判定基準としては
帳簿価格>割引前将来キャッシュフロー
の場合に減損を認識します
ここからは例題を用いて
実際に見ていきましょう
【問題】
当社が保有するA資産:500,000に減損の兆候
・耐用年数:40年 当期末までに25年使用
・減価償却:定額法 残存価格10%
・A資産の収入として毎年10,000生じる
・15年後の売却による収入50,000の見込み
この場合減損の認識を行うか行わないか
【解答】
・A資産の帳簿価格の算定
減価償却累計額:500,000×90%×(25年÷40年)
=281,250
帳簿価格:500,000-281,250
=218,750
・将来割引前キャッシュフロー
毎年生じるキャッシュフロー:10,000×15年
=150,000
15年後の売却収入:50,000
合計:150,000+50,000
=200,000
・減損の判定
帳簿価格>割引前将来キャッシュフロー
の場合減損を認識します今回の場合は
帳簿価格:218,750>割引前将来CF:200,000
であるため減損を認識します
ここまでの内容理解出来ましたか
減損は割引現在価値を使うので
難しいと感じる人も
いると思います
しかし減損を認識するところまで
は簡単な計算によって
行うことができます
減損会計に苦手意識があった人は
簡単に計算できる減損の認識を
問題に取り組んで苦手意識を
少しでも克服してください!
ここまで読んでいただき
ありがとうございました!