【裏技】キャッシュフロー見積法を簡単に解く方法!

こんにちは!

そのです!

 

 

 

今回は貸倒引当金で1番厄介

キャッシュフロー見積法」

 を短時間で解く方法

を紹介したいと思います

 

財務会計論、日商簿記1級の

頻出範囲だから落としたくない…

 

計算が面倒くさくて

時間がかかってしまうから

パスしてる…

 

このように考えている人は

多いと思います

 

制限時間がある中多くの問題を

解かなきゃいけない試験で

計算量の多いキャッシュフロー

見積法が出てくるととても厄介

 

でも、

これがすぐ解けるようになれば

 

周りがパスしている問題を

得点源にできる!

点数を稼ぎつつ

他の問題に集中できる!

 

などと

合格に一歩近づく

ことになります

 

この記事を読んで

キャッシュフロー見積法を

マスターしちゃいましょう!

 

キャッシュフロー見積法を

短時間で解く方法

 

それは…

「利率が下がった分の金額

  の割引現在価値を計算する」

ということです

 

具体的に問題を見てみましょう!

 

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【問題】

A社に対する長期貸付金500,000に関する

当期の仕訳をしなさい

(解答にあたっての注意事項)

・当期は✕1年3月末を決算日とする1年

年利率8%・利払い日は毎年3月末である

・なお当期の支払がされた後、A社より

    約定利子率の緩和を申し込まれたので

    約定利子率を4%へと緩和する

返済期日は✕4年3月末、当期首における

    貸倒引当金は無いものとする

・計算の最終段階で小数点以下四捨五入

 

 

まずは、テキストや問題集の

解説にあるやり方

見ていきましょう

 

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約定利子率「緩和前

キャッシュフローの割引現在価値

 

元本·····500,000÷(1.08)³=396,916

利息·····40,000÷(1.08)¹+40,000÷(1.08)²

             +40,000÷(1.08)³=103,084

 元利合計 396,916+103,084=500,000

 

約定利子率「緩和後

キャッシュフローの割引現在価値

 

元本·····500,000÷(1.08)³=396,916

利息·····20,000÷(1.08)¹+20,000÷(1.08)²

             +20,000÷(1.08)³=51,542

元利合計 396,916+51,542=448,458

 

緩和前と緩和後のキャッシュフローの差額

500,000-448,458=51,542

 

【解答】

貸倒引当金繰入 51,542/貸倒引当金 51,542

 

という処理になります

 

このやり方だと

緩和前と後それぞれの

計算をする必要があるため

時間がかかりますよね

 

そこで今回教えるのは

「利率が下がった分の金額

  の割引現在価値を計算」

というやり方です

 

先程の問題を用いて解説していきます

 

 

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緩和前では毎年40,000の利息

緩和後では毎年20,000の利息

受取ることになります

 

つまり差額の

「20,000分だけ毎年

お金を貰えなくなった」

ということになります

 

キャッシュフロー見積法では

緩和前キャッシュフロー

緩和後キャッシュフロー

差額が貸倒引当金になるため

 

この差額分の利息の金額

緩和前の約定利子率

割引現在価値を出していくと

 

  20,000÷(1.08)¹+20,000÷(1.08)²

+20,000÷(1.08)³=51,542

 

【仕訳】

貸倒引当金繰入 51,542/貸倒引当金 51,542

 

 

このように多くの計算を

行わなくても簡単に

貸倒引当金の金額を計算する

ことができます

 

あれだけ面倒くさかった問題

こんなに簡単な計算だけ

なりました!

 

難しいことは一切してません!

 

今までキャッシュフロー見積法

の問題パスしてた…という人は

このやり方で問題に

取り組んでみてください!

 

今までやってこなかったのが

不思議に思えるくらい

簡単に解けるようになります!

 

ここまで読んでいただいて

 

ありがとうございました!